2回目のテーマは、「圧力の強い息を吐く / 骨盤周りの筋肉 / スタッカート」でした。
わたしは、腹式呼吸について
はじめて体感できたことがあり、ほんと、うれしかったです!
クラスの前半、ペアワークを行いました。
実際に動きをチェックすることで、
腹式呼吸をしているときのからだの状態をじっくり観察できました。
息を吸って吐くことで、みぞおちのあたり、横隔膜が動いて、
わき腹、腰まわりの筋肉も動いている、
うーん、からだの内側ではたくさんの動きが起こっている! とか、
ああ、背骨に沿って息が通るんだなあ、
こんなふうに人は呼吸をしているんだなあ……とか、
実際にからだを見ること、見られることで、たくさんのことが感じられ、
呼吸のイメージがしやすくなりました。
そのあと、うつ伏せでも腹式呼吸を行い、
腰側にも息を吸う必要性を知りました。
そして、今回のメインテーマ!
息を吐くとき=声を出すときに大切なことを、
理論から学んだのです。
それは、音量や音程は息の吐き方で変わること、
おなかや腰のまわりの筋肉をしっかり使うこと、
イメージの持ち方、方向性についてのお話等々……。
すべて大切! と頭がいっぱいになりながらも、
むむむ、こうかな? ああかな? と呼吸を繰り返し行っていたら、
からだの内側で、何かがカチッとはまった瞬間が!
小さいですが、確かなものでした。
おなかの内側の筋肉が動き、
鎖骨のあたりがふわっと広がって、
背骨が上に伸びていくのを感じました。
これが腹式呼吸なのか! と、
少しですが、実感できた瞬間でした。
クラスで、ERI先生が、
腹式呼吸を行うときは、
からだの中を見よう、探ろうとすること、
わからなくても、それを続けることが大切とおっしゃっていました。
まさにこのときの私は
イメージを持ち続け、実際にからだの中を探り続けた……、
だからこそ、この感覚が持てたのだと思います。
からだの中で何が起きているのか、
日々トレーニングして、あきらめずに観察していくと、
コップに水がたまるように、少しずつ理解できていく。
発声は一生かけて学んでいくことで、
あきらめちゃうと、そこで止まる。
わたしは年齢を考えると、とっても遅いほうなのですけど、
今、学びができること、本当にしあわせだなと思いました。
これからも自分の声を探り続けていきます。
ビギナークラスはあと7回、まだまだ学ぶことがたくさんあります。
次回は、ISHI先生の「共鳴について」、
とてもたのしみです!
(ひろこ)